睡眠時無呼吸症候群は、眠っている間に呼吸が何度も止まることで、質の良い睡眠がとれなくなる病気です。いびきの大きさや、日中の強い眠気が代表的な症状ですが、それ以外にも全身にさまざまな影響を及ぼすことが分かっています。
泌尿器科領域では、夜間頻尿との関連が特に重要です。睡眠中に呼吸が止まると体内の酸素が不足し、心臓への負担が増えます。その結果、体が余分な尿を作りやすくなり、夜間に何度もトイレへ行く原因となります。「年齢のせい」と思っていた夜間頻尿が、実は睡眠時無呼吸によって引き起こされていることも少なくありません。
さらに、睡眠時無呼吸は高血圧や糖尿病、肥満、不整脈、脳卒中、心不全など、多くの生活習慣病とも深く関わっています。呼吸が止まるたびに自律神経が乱れ、血圧や血糖値が上昇しやすくなることが原因のひとつです。これらの病気の治療がうまく進まない背景に、睡眠時無呼吸が隠れている場合もあります。
当院では、睡眠時無呼吸の検査(簡易検査・精密検査)およびCPAP治療を行っています。夜間頻尿や高血圧が気になる方、いびきが大きいと言われる方、日中の眠気が強い方は、一度ご相談ください。睡眠の質を改善することが、全身の健康にもつながります。
